こんにちは、ふゆです。
私は高配当株と株主優待銘柄を中心に投資を行っています。
高配当株であるみずほフィナンシャルグループ(8411)(以下みずほFG)を100株保有中です。
三大メガバンクにもかかわらず、株価が低く、配当利回りも高いため、比較的手が出しやすい銘柄だと思うのですが、そんなみずほFG、2019年3月期の決算短信で「当面は現状の配当水準を維持」という方針を発表しました。
本記事では当面は増配を期待できないみずほFGは、それでも買いかどうか、掘り下げて考えてみました。
ひよっこ投資家の私がまとめますが、みずほFGが気になる方の参考に少しでもなれば幸いです。
目次
みずほFG(8411)の基本データ&魅力
まずはみずほFGの基本データをです。
- 東証一部(日経225)
- 株価:157.1円
- 配当利回り:4.81%
- 1株当たりの配当:7.5円
(データは記事作成時点のものです。)
みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券など、誰もが知っている金融機関で三大メガバンクの一角です。
みずほFGのHPによると、5人に1人はみずほ銀行の口座を持っているそう。
また宝くじを取り扱える唯一の銀行というところも強みですね。
みずほFGの魅力としては、
- 高配当であること
- 少額銘柄
- 大手金融機関
などといった点。
金融株は景気によって大きく左右されそうですが、こういった魅力からも比較的に手を出しやすい銘柄ではないでしょうか。
関連記事⇒みずほフィナンシャルグループ(8411)を購入!高配当株だけど長期保有するかは微妙です
みずほFGを購入したときに書いた記事です。
みずほFGの配当実績
少額で買える高配当株であるみずほFG(8411)ですが、配当金はここ数年横ばいです。
決算年月 | 1株当たりの配当(年間) |
2020年3月(予想) | 7円50銭 |
2019年3月 | 7円50銭 |
2018年3月 | 7円50銭 |
2017年3月 | 7円50銭 |
2016年3月 | 7円50銭 |
2015年3月 | 7円50銭 |
2014年3月 | 6円50銭 |
2015年に増配して以降、ずっと7円50銭をキープしています。
決算短信で新たな株主還元方針を発表
この1株あたり7円50銭の配当。
今後も当面の間は続きそうです。
2019年3月期の決算短信で新たな株主還元方針として以下の記載がありました。
来期からの5年間を計画期間とする新しい経営計画を踏まえ、当社取締役会にてしっかりと検討を重ねた結果、新たな株主還元方針として、当面は現状の配当水準を維持しつつ、資本基盤の一層の強化を進め早期の還元拡充を目指すことといたします。
つまり、来期からも”現状の配当水準を維持”とあるため、増配は期待できないな~・・と。
まあ、”配当水準を維持”ということは同じぐらいの配当金を出すということであって、「増配はしません」と明記してはいないので、もしかしたらちょっとだけ増配なんてこともあるかもしれませんが、私はあまり期待はできないなと捉えました。(同様に減配の可能性ももちろんある)
この”当面”が計画期間である5年間であるかはわかりませんが、まあ5年ぐらいなんだろうなと思っています。
でも今後5年の間に行う新しい経営計画とやらが成功すれば、5年後ぐらいに増配は期待できそうですね。
ちなみに5年の新たな経営計画はみずほFGのHPで見られます。
本当はちゃんとまとめたかったのですが、私にはその能力がなく・・・(すみません)
要は「次世代金融への転換」だそうです。
”現状の配当水準を維持”は悪いことではない!?
初めて決算短信を見たときは「現状の配当水準を維持だなんて、増配する気がないではないか!!!」とマイナスにとらえた私でしたが、よくよく調べ、考えてみると悪いことではないかなと思うようになりました。
「第17期 招集ご通知」の定時株主総会招集ご通知を読むと、以下のようなことが書いてありました。
改定のポイント
・従来から掲げていた安定配当方針をこれまでより明確化
・将来的に株主還元拡充を目指すことを方針として明記
ー株主還元の拡充は、資本・収益の状況に応じ自己株主取得も含めて検討
つまり捉え方によっては、
- 今後も安定した配当が期待できる
- 将来的には株主還元拡充が期待できる
ということにもなります。
私は「高配当である現状を維持できれば、いいのではないか」「より安定を明記した方針であり、将来的な増配や自己株主取得が期待できるのではないか」と今回の新たな株主還元方針をいいものとして捉えるようになりました。
2019年の配当性向は190%超え!
2019年3月の決算短信の配当に関するところで気になる点がもう一つ。
2019年の配当性向が激高!!
197.3%です。
つまり純利益以上に配当金を出しているということ。
みずほFG大丈夫か!?今現在も無理して配当金を出していないか!???と心配になり、調べてみました。
同じく2019年3月期の決算短信の中にある損益計算書を見ると、利益大幅減の主な原因が特別損失である減損損失の計上であることがわかりました。
当期は503,612百万円の減損損失を計上しています。(前期は6,960百万円)
構造改革への取り組みを踏まえた損失を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は965億円の大幅減益になりましたが、~略~
私の読解力では詳細はよくわかりませんでしたが、どうやら構造改革への取り組みを踏まえた損失計上のようです。
ちなみに過去の配当性向の推移はこちら☟
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
配当性向 | 30.1% | 27.8% | 31.4% | 33.0% | 197.3% |
決算短信には配当性向30%程度を目途にするとあったので、2019年が異常みたいですね。
減損損失の計上が原因だからみずほFGは大丈夫だ!と捉えるか、いやいや来年まで様子を見ようよ~と思うかは分かれそうですね。
配当性向についてまとめた記事です。

まとめ:みずほFG,買い増しをするか検討中
ここ数年は増配は期待できませんが、安定配当は期待できそうです。
- 安定した高配当株
- 数年後の株主還元拡充が期待できる(計画次第ではあるが)
- なにより株価が低い
これらの理由で買い増しを検討中です。
でもあくまで今回は配当に関することを中心に調べ、まとめていますが、収益などの業績もチェックすることが大切だと思います。
みずほFGのこちらのページで収益に関する情報が確認できます。
外部リンク⇒みずほフィナンシャルグループの業績・財務の状況
2017年から微妙に落ちていますね・・。
ひよっこ投資家の私ですので、少額安定高配当株の魅力に負けそう(*´Д`)
今後のみずほFGに期待してみようかな~・・・
【他にもこんな記事を書いています】


金融株は地元地銀を株主優遇定期目的で保有してるのみです。
銀行は異次元の金融緩和で業績が芳しくなく、うちの保有地銀も何とか黒字程度で株価も200円台・・・。
株主優遇定期の金利も0.1%上乗せなんでネット銀行と差異がなくなりましたww
みずほは三大メガバンクで三番手だったように記憶しています。
みずほと言えばシステム障害のイメージが強い銀行ですよね。あんまり良い
イメージじゃないですが。
三メガでの地位が低いので業績が上がれば株価にもインパクトがありそうですが、異次元の金融緩和はしばらく続くと思うので業績も横ばい程度で、
株価も低空飛行が続くのかな?と個人的には思ってます。
配当利回りも高い、株価も安いので買い増しし易いのでポートフォリオの割合を何%程度とか抑えて投資すると株価下落しても影響を抑えられると思うので、良いと思います。
くまさん さま
私もよくみずほ銀行のATMが使えなくなりますといったようなCMを見るので大丈夫か!?と思っちゃっていました。
おそらく値上がりも期待できそうにないな~と思いますが、安定した高配当狙いならば悪くないかなと思っています。
でもポートフォリオを大きく占めないようには気を付けたいと思います。
ふゆ
みずほ銀行を五万株保有しています
配当金で税引き年間30万ほどになります
今後五年で150万の配当金が安定的に入るなら、このまま保持したいと思います
早期退職者 さま
5万株!!すごいですね。
年間30万円の配当は大きいですね。
私もしばらく保有してみようかなと思っています。
ふゆ